あられの松福様 左官工事

(2016年05月02日)

こんにちは。 今日は、塗り壁施工の現場のご紹介です。
内装の壁の仕上げはクロスが一般的になってきましたが、昔は湿式の土壁が主流でした。

ここでいう湿式の土壁とは、竹を編んで造る木舞壁(こまいかべ)のことです。
木舞壁は、良質な土や竹・わら・細縄等の入手が難しくなり、又、土をこねる手間等でコストがかかることや、筋交いなどの耐力壁の強度がとりにくい(壁の厚みや抜きの厚みで筋交いの厚みが細くなったり、ダブルで筋交いが入れられない)などの理由で、最近はあまり見かけなくなりました。
そこで、登場したのが乾式の塗り壁工法です。
塗り壁専用のボードを下地に貼り、珪藻土、漆喰などで左官仕上げします。
調湿作用や自然素材の長所を持ちながら、木舞壁ほどコストもかからず塗り壁仕上げが出来、今ではこの工法を採用されることが多いと思います。

関連記事